グールドの映画をやっていると聞いたので早速見てきた。映画とは言っても内容は、グールドが別荘でピアノを弾く様子やスタジオでの録音風景を収めたドキュメンタリー(1本30分の映像を2本続けて上映)。ちなみに映像はグールドが27歳の時なので当然すべてモノクロ。他の詳細は下記(23日までやってるみたい)
Glenn Gould(Off The Record/On The Record)
吉祥寺バウスシアター:http://www.baustheater.com/glenn.htm
いや普通に面白かったっすよ。客が10人くらいしかいなかったけどね。。。「もうちょっとやってよー」って感じ。グールドの演奏法とか音楽的な分析は俺にはサッパリなので以下は見て思ったことや、記憶に残ってるシーンを適当にダラダラと書いていこうと思う(ネタバレ入ると思うんで、読む人はご注意を)。
●天才とか奇人とか宇宙人とかって言われてるけど、映像では普通にスタンウェイのスタッフと冗談を言い合ったり、スタジオでも気さくにスタッフとおしゃべりしててイイ奴っぽく見えた。つか、グールドってイケメンだよな。断言する、グールド好きの中には、彼のピアノの音ウンヌンよりも、「彼の笑顔+ピアノ」に惹かれている奴が絶対いる!ちなみに俺もそういうタイプ。ん?何か悪いか?これはこれで大切なことだと思うのだが。
●手が大きいなぁ。こう思うの俺だけ?手が大きいクセに柔らかいなぁ。プロなら普通なんだろうけど……。
●気に入ったシーン
スタジオでピアノを弾くグールド。曲の演奏を終え休憩が入る。ピアノから立ち上がり歩き出すグールド。スタッフの声がマイクを通してスタジオに入る。「はだしのバッハ君が帰ってくるぞ」(お疲れさん、はだしのバッハ君だったかも。すまん!)何か「はだしのバッハ」っていうのが良かった。アニメのタイトルかキャラにでもなりそう。でもここでゲンは勘弁な。
●グールドは3歳で絶対音感を持っていたという。3歳児が絶対音感持ってるかどうかなんてわかるもんなの?まぁ、こういう人なら持ってても不思議じゃないけど。
●ピアニストならわかるであろうシーン
グールドが言う「ウェーベルンが内向的だって?」→ピアノを弾く→グールド「これでも内向的だと?これには負ける」→シューベルトを弾く。このシーン、俺には全然理解できませんでした。「カッコイイ&いかにもピアニストの台詞っぽい」とは思ったけどそれだけ。たぶん冗談をやっている気がするけどまぁ、いいや。見る人が見れば理解できるんだろうな。
●足組んで弾くのは俺も好き。ちなみに猫背でもある。オッシャ!コレで言うと俺も素質アリやな。何でヘタクソなんだろう。それにしてもあの椅子はやっぱり理解不能。
●バッハのイタリア協奏曲が良かった。
映画の後半、録音マイクとピアノしかないスタジオ、グールドの演奏は「バッハのイタリア協奏曲」。いやイイ。モノクロフィルムなので音質が悪いかもと思ってたけどそんなに気にならなかった。俺はバッハと言えば「主よ、人の望みの喜びよ」くらいしか思い浮かばないのだが、もうちょっと色々聴いてみることに決定。つか、「グールドよ、マジもうちょっと弾けよ、ナレーション自重しろよ、もうちょっと映像見せろよ」と、心の中でツッコミを入れた。
あと、演奏してるときの集中力っつうのはかなりのもんなんだろう、映像を見る限りでも弾く時の入り込み方というか、チャンネルの切り替えが凄い自然で早いと思った。CDに入っているあの唸るような歌声はこんな風に歌っていたのかと。この人は「変人」かもしれないが、こういうスタイルなんだなと納得した。
●最後にひとつ。グールドには愛犬(コリーだと思う)がいて、グールドが歌いながら弾いている時も、鳴いたりすることは決してない。ご主人の歌&演奏を邪魔しない賢い奴だった。その愛犬の名前は「バンコ」という。これマメ知識な。
以上が映画を見た感想アレコレ。後日談じゃないけど、映画を見た数日後に師匠にグールドについて聞いてみた。師匠のグールドについての一言は
師匠「グールドいいですね。変わってますが(何か反抗的なものがありますが、、、)私も好きです。映画はみてません。ビデオは持っていて何度もみました。いかにも早死にしそうな弾き方ですよね。。。」
あれは早死にの弾き方なのか?

●この映画の映像があっさりユーチューブで見つかった。。。さすがインターネッツ2.0!下記は映画内のイタリア協奏曲の部分の映像
http://uk.youtube.com/watch?v=Lb4A5D6u_KY
●グールドについてのちょっとしたまとめページ「グレン・グールド賛歌」
http://www.kajipon.sakura.ne.jp/kt/gould.html
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若きグールドを知るための貴重なドキュメンタリー

プロモーション・ビデオという感じ

Off And On