
(2008年 アメリカ) 監督:ジェニファー・フラケット、マーク・レビン
公式サイト:http://shiawase1.jp/
試写会にて鑑賞する。誘ってくれたミネリに感謝。観たいなと思っていた映画だったので嬉しい。
外出恐怖症の人気作家が、孤島に住む女の子を助けに行くというお話。
児童書が原作ということもあって、ストーリーはとてもわかりやすい。サバイバル能力に富んだ強い少女、常に叫び声をあげて怯えている弱気な作家。大人と子供が逆転しており、子供の視線からすると痛快なのではなかろうか。少女時代にこういう映画を観たかったなー。
役者陣では。知的で強いイメージのジョディ・フォスターが、へっぴり腰の引きこもり作家を演じているというのが面白い。作家の日常はこういうものだろうかと想像して楽しんだ。
二役を演じているジェラルド・バトラーも、今までは『オペラ座の怪人』のイメージが強かったが、エロさが抑えめで良かった(どうでもいいけど、いつもジェラール・ドパルデューと名前を混同してしまう)。ストイックな役柄もこなせるんだね。
冒頭の切り絵+3Dアニメーションには目を奪われた。外国の絵本に使われるような色彩豊かな絵が動くさまは美しい。こういう、アナログ感のある3Dを見ると嬉しくなってしまう。
エンディングでも同様の映像が展開されるので、映画館ではぜひともエンドロールの最後まで観てほしい。
小道具も凝っていた。ジョディ演ずる小説家も、孤島に暮らす少女も使っているのはMacintoshである。ジョディが使っているのはシネマディスプレイを接続した新しいもの(多分Mac Pro)やMacBook ProでOSXが搭載されている、一方無人島の少女が使っていたのは旧型のiMac G4(鏡餅)で今やすっかり過去のものとなったOS9だった。
Macユーザーでないと気付かないような箇所だと思われるので、どれほどの演出効果があるかは不明。でも、Macユーザーは必ずニヤリとしてしまう。
劇中に使われている音楽がトーキング・ヘッズとU2だというのも個人的にツボだった。
家族でも安心して楽しめて、すっきりした気分で映画館を出られるいい映画である。『幸せの1ぺージ』という恋愛映画風味な邦題よりも、原作通りに『秘密の島のニム』としてファミリー向けに展開した方がいい内容だと思った。夏休みと同時公開できなかったのが残念だけれど、きっと人気が出るだろう。
9月6日(土)より全国公開。
↓原作の児童書
