英語学校の日。先生はスコットランド南部出身のキャロライン。Samが体調不良のため、代打で登場した初めての先生だ。普段は昼間のクラスで教えているらしい。
他の生徒が休みだったので、教科書を進めずにフリーカンバセーションを提案する。「エディンバラとグラスゴーに行ったことがあるよ」と伝えたら、とても嬉しそうだった。
キャロラインには幼稚園に通う娘がおり、夫はフリーのカメラマンだそうな。夫氏の出身が京都ということもあって、なにかと話題が盛り上がる。
以下、なんとなくインタビュー形式で。
──京都人は伝統を重んじて気難しいから、"よそ者"が結婚すると婚家で緊張するというけれど、キャロラインもそう感じた?
私はそもそも外国人だったから、そのハードルは低かったと思う。京都の両親は歓迎してくれたし、今ではすっかり仲良しよ。
──夫がカメラマンだと、妻や子供はすてきな写真をいっぱい撮ってもらえていいね。
そうなの。何冊もアルバムがあって嬉しいわ。でも、一回の休日で1000枚以上撮って、それを私の小さなラップトップに入れるのはやめてほしいと思ってる。最近は「セレクトしたベストショットだけちょうだい」と頼んでるの。だって、ほとんど同じような写真ばかりなんだもの!(笑)
──お嬢さんはバイリンガルなの?
日本語も英語も同じぐらいしゃべれるわ。もうすぐ小学校に上がるんだけど、今は小学生から英語を教えるのね。きっとあの娘には退屈な授業になりそうで心配なの。小学校から英語を教える必要があるのか疑問に思うわ。
その後は、日本の英語教育についての意見交換など、面白い話題が続くのだけど、このあたりにしておこう。
キャロラインは、この夏に娘と一緒にスコットランドの実家に帰るのをとても楽しみにしているようだ。2年ぶりなんだとか。ローランドのなだらかな緑が続く丘陵地帯を笑いながら駆け回る少女を想像して楽しい気分になった。
Samはマンチェスター出身だし、Steveはロンドン出身だし、なんだか英国内でインターナショナルになってきた我が英語学校である。