6/22
『クライマーズ・ハイ(著・横山秀夫)』を読了。
これで、映画版→ドラマ版→原作とすべてさらったことになる。事前に映像であらすじが頭に入っているせいか、登場人物が多いのに混乱せずに読めた。
映画に入ってる要素と入ってない要素、ドラマに入ってる要素と入ってない要素、映像を先に見ておくとそれぞれに考えて取捨選択してるのだなと俯瞰して楽しめるのが面白い。
↓これがNHKのドラマ版。原作にかなり忠実である。
6/23
『犬身(著・松浦理恵子)』を読了。
装丁がすてきだと思ったら、やはりミルキィ・イソベさんであった。
祖父江慎さんが破天荒な装丁家だとすれば、ミルキィさんは美しく上品な変化球を繰り出す装丁家だと思う。お二人とも、大好きな装丁家である。
書籍の内容は、最初の数ページに少しひっかかりがあったものの、後はぬるぬると物語世界に沈んで堪能することができた。ひさしぶりに、オタク用語で言うところの"キャラ萌え"してしまう作品に出会えて嬉しい。"彼"の登場する作品をもっと読みたくなった。
『親指Pの修業時代』もそうだったけど、松浦理恵子の作品の中には「絶対に彼氏には読ませたくない!」と思える文章が、こっそりと挿入されている。女の本音なのか、私の深層心理なのかはわからないけれど。
6/24
『イニシエーション・ラブ(著・乾くるみ)』を読了。
「最後の二行に驚愕する!」との前評判通り、確かにおぉっと驚いた。途中で変だなと思ったところは、やはり「仕掛け」がある箇所だった。
具体的にはある登場人物の"したたかさ"にゾワッとするのだ。現実にあり得そうだし、それほどに軽く倫理感をコントロールできるのが現代の若人らしくて恐ろしい。綿密に作ってある小説だなと思った。
文藝春秋
売り上げランキング: 3228



