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メトロノーム

 先日から欲しかったメトロノームを、ようやく買うことができた。
 悩んだあげく、ニッコーというメーカーの白いプラスチックケースのものを選んだ。木製ケースでとてもかっこいいのがあったのだが、形から入ってはいけないと自分を戒める意味でぐっと我慢した。

 約17年ぶりに手にするメトロノームは、重みといい音といい、なんとも言えない愛着がわいてしまう。電子式ではなく、昔ながらの機械式を選んだ。このストイックな音がたまらなく好きだ。永遠に音階練習をやりたくなってしまう。

 中学生の頃、私は吹奏楽部でフルートを吹いていた。
 我が吹奏楽部では、全員が自分専用のメトロノームを持っており、放課後の部活の最初の1時間はそれを使って個人練習をすることになっていた。
 管楽器の個人練習は、何をおいてもロングトーンから始まる。詳細は説明するとウザいので省くけれど、メトロノームのネジを限界まで巻いて、それがすべて解放されるまでロングトーンをするというのが我が部の伝統であった。毎日20分ぐらいはやっていたのではなかろうか。音をただ長くのばして吹くだけという、ストイックな練習だった。やってる間は無心になれるのが好きだった。
 最後の一巻きが解放される瞬間、それまでカチッカチッと機械的な音を出していた振り子が突然空振りしたかのように無音になる瞬間は、とても気持ちがよかった。ある意味、メトロノームとの根比べのような気分になったものだ。

 当時の先輩の指導によると、メトロノームはネジを巻いた状態で放置してはいけないそうだ。ゼンマイ(?)の劣化を防ぐために、必ず一日の練習の終わりにはネジを全部解放した状態で保管しなくてはならない。つまり、少なくとも巻いたネジが無くなるまでは練習せねばならないのだ。いやー、書いてるだけで楽しそうだ。メトロノームとの勝負する気分である。

 ちなみに、バイオリンではどうやってウォーミングアップしたらいいのかわからないので、現在は音階の本(小野アンナの音階教本)と、指を開く練習であるセブシックから、毎回の練習をスタートしている。
 ロングトーン風にボウイングの練習をしてもいいのだけれど、それ以前に音程がとれないので致し方ない。そう思うと、フルートはキィを押さえればその音が鳴るんだから、音程に関しては気楽だったなぁ。

 こうなると、次なる野望はチューナーであろう。今は電子ピアノの音に合わせて耳だけでチューニングしているので、合っているかどうか怪しい状態である。解放弦の音程が狂っていては、フィンガリングどころでは無い。まあ、自分の耳が鍛えられたら、そんな機械もいらないのだけどね。

P9070004.jpg

*本棚の隅が、定位置になりそうだ。

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コメント (2)

D:

メトロノーム、いいですね。凛として渋いです。
ジャンルも楽器も違いますが、ベースなんかの練習では、メトロノームが二拍目と四拍目に鳴るタイミングで、運指(ストレッチ)とグルーブの両方の練習をしたりします。つまり、半分のテンポにメトロノームを設定するわけですね。
クロマチック、全音、三度、五度、六度あたりで、テンポを変えながらやります。

:

バンドはアンサンブルですから、ドラムとベースがいかにテンポを維持するかが大事ですよね。
かっこいいステージングの背景には地道な練習があるのだと思います。
私も練習しなくちゃ!!

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2007年9月 2日 23:05に投稿されたエントリーのページです。

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