起きたら7時。昨日盛りだくさんだったにもかかわらず、なんだか早起き。
昨日は作業ができなかったので、今日は集中して母の作業を進める。母用のサーバーが手配できたのでMovableTypeをインストールしたり。デザイン案に使う素材を用意したり。
母の夫はメカ音痴のくせに買い物好きで、すぐにいろいろと新しいものを導入したがる。買ったものの、使い方がよくわからないまま壊したりして、家中に放置されている多数のガジェット。そんななかから家庭用スキャナを発見したので使えるように調整してみた。
母によれば、このスキャナは夫氏が初めてパソコンを買ったときに同時購入したものの、一度も使われたことはないという。USB対応機だったので接続はOK、あとはドライバがあれば動くはず。というわけで、製造元のキャノンのサイトで該当ドライバを探す。英国で買ったスキャナだが、おそらくは日本語のドライバがあるんじゃないかな。果たしてその予想は的中して、無事にドライバのインストールも成功。
母に使い方をレクチャーしたところ、一生懸命メモを取っていた。我が母ながら、がんばってて偉い。よほど嬉しかったらしく、夫氏に「スキャナ使えるようになったんだもんね」と自慢していた。
本日の昼食はご飯とみそ汁。みそ汁の具は私のリクエストにより、マッシュルームとほうれん草。日本では割高な生マッシュルームも、こちらでは安価で日常的な野菜。キノコという意味ではシメジやエノキと違わないので、案外とおいしく仕上がるのだ。
母は、私がおみやげに持ってきた辛子明太子を喜んで食べていた。途中、夫氏がつまみ食いしようとしてきたので必死で阻止する母。
「だって、価値のわからない人にあげたくないもの」
ロンドンでも明太子はジャパンセンターで購入可能だが、一腹の半分で7ポンド(約1700円)と高価なくせに冷凍というお粗末さ。そりゃ、日本で買ってきた明太子の価値は高いわけだ。私が持ってきた合計2腹の明太子を、数日に分けて大事に食べる母。
午後はMovableTypeの使い方や、画像のアップの仕方をレクチャー。blogにおけるカテゴリやエントリについては既に教えてあるので、「これで好きなようにいろいろ作れるのね」と喜んでいる。母の喜びに貢献できて嬉しい。
そんなこんなで夕方。母は夕飯の支度にとりかかった。私は作業の続きでもしようかとMacを起動するも、なぜかネットが不通となる。困ったときはシステム管理者に聞くのが一番、半地下にあるジョナサンの部屋をノックする。
「ネットがつながらなくなっちゃったんだけど」と相談すると、なにやらルーターの設定をいじっていたという返事。Skypeが使えなくなったから調整してたらしい。
無事にネットがつながり、それではお部屋をおいとましようかなと思っていたのだが、いつの間にかジョナサンの趣味である3DCGの画面を見せられる羽目になっていた。
彼が使っているのはCINEMA 4Dという高級ソフト。オプション類もフルセット揃えているようで、総額50万近くはするんじゃなかろうか。机の上には大きな液晶モニタが二台、デュアルモニタとなって鎮座している。そこで見せられたものは、毛皮に包まれたモンスターズインクのような生き物が追いかけっこをしているムービー。
「あんなことや、こんなこともできる。ほら、このオプションを設定するとこの光源が……」
突いてはいけないツボを突いてしまったようで、嬉々として繰り広げられるジョナサンのデモは1時間も続いただろうか。や、気持ちはわかるんだけどさ。
話題を変えようと、「友人で3D使ってゲーム作ってる人がいるよ」とクリムゾンルームを見せてみる。ジョナサンはクリムゾンルームを知らなかったようだが、結果的に火に油を注いでしまうことになった。
「こういう、アウトラインのついた3DCGは簡単にできる」
と、なぜか対抗心を燃やしていろいろと似たようなシェーディングのCGをレンダリングしはじめる。さらには「もっとリアルなのもあるよ」とサムスンの携帯のモデリングデータを展開。いや!だから!そろそろ飽きたんだけど!
そんな心の声を素直に言えないのが私の奥ゆかしさ。母が夕飯だと呼んでくれなければ、一晩中続きそうな勢いだった。
就寝前、母にそれを言ったところ、「ジョナサンはオタクなんだから、親切に話聞いてあげなくていいの」と一蹴される。先に教えてよー。
気を取り直して、昨夜途中で終わってしまったDVDの続きを鑑賞。モノは「オペラ座の怪人」。やはりクリスティーヌ役のエミー・ロッサムはいつも口をポカンと開けていてアホの子みたいです。
※写真は母の家の寝室および外観。


