« 英国旅行五日目:墓場とBrixton | メイン | 英国旅行六日目(その2):ムンクとCovent Garden »

英国旅行六日目(その1):コンタクトレンズ

朝から外出。両目とも裸眼なので世界はぼやけている。
このままではいけない。そう、今夜は観劇の予定があるのだ。

母の家の近所のメガネ屋に行く。
ハードレンズは取り寄せになると言われる。
その横にあった安そうなメガネ屋でも同じことを言われる。

仕方がないので街のもっと大きなメガネ屋に行くことにした。
VictoriaのBoots(全英に展開しているドラッグストア)で聞いてみる。
やはりハードレンズの扱いは無く、Oxford Streetの大きい店舗に行けと言われる。

すごすごとTubeを乗り換えて、指示された店へ。
建物がまるごとBootsの店舗で、二階にコンタクト専門コーナーがある。
専用カウンターで受付のお姉さんに事情を話す。
今は旅行中なんです、昨日コンタクト無くしちゃったんです、今日観劇予定があるんです。

はたしてこの店でもだめだった。今日は検査技師がいないらしい。
英国ではソフトレンズのシェアが圧倒的に高く、ハードレンズを使うのは一部の人だけらしい。
私は乱視がきつめなので、ソフトレンズでは矯正しきれないのだけども。

困り果て、母から今夜の観劇を延期しようかという案も出る。
いやしかし、それはできない。
なぜならば今夜の舞台はチケットの入手が困難なアレなのだ。

そこでひらめく母。
「困ったときは日系に行ってみましょう」

再びTubeに乗り、今度はPiccadilly Circusへ。
エロスの像があるこの大きな広場は、文字通りロンドンの中心地だ。
少しだけ歩いて日系の某眼鏡店へ入る。
広い店内、たくさんの高級フレームが並ぶ。
カウンターでは日本人と英国人の両方のスタッフがにこやかに微笑んでいる。

今度は事情を日本語で話す。
マネージャーと名札に書かれた理知的な男性スタッフが親身に話を聞いてくれる。
「それはお困りですね。ただ、残念ながら当店でもハードレンズは取り寄せになるのです」
そうですか、と肩を落とす私と母。
そこで、ふとマネージャー氏が声をかけてくれた。
「もしかするとお客様の視力はソフトレンズで矯正できるかもしれません」
「それなら、トライアル用のレンズをすぐにお渡しすることができます」
「矯正できなかった場合は眼鏡をお作りするのが一番確実だと思われます」

地獄に仏、ロンドンで日系。困ったときはなんとかしてくれる。
それではというわけで、視力検査室へ。
さすが日系、もちろん検査技師は常駐。
背の高いヒゲで眼鏡の英国紳士風の検査技師の指示に従う。
母は店内の待ち合いソファーにいるので、英語が通じないときに通訳は頼めない。
緊張で手に汗にぎる。どうか、度数が合いますように。どうか、英語が通じますように。
英語の視力検査はもちろん初めてだが、やることはほぼ完璧に日本と同じだった。
あっけないほどに3種類ぐらいの検査をして終了。

結果的に、私の乱視は軽くなっておりソフトレンズで十分矯正可能だということだった。
トライアル、すなわち試供品として5日分の使い捨てレンズをもらい、装用指導を受ける。
かかった費用は検査代の£30だけ。
日本でハードレンズを一枚買うのより少し高いだけだった。
マネージャー氏もにっこりとして「よかったですね」。
30時間ぶりに視力を取り戻し、喜ぶ私。
これで、帰国までのレンズも足りて、問題は無い。
人生初のソフトレンズはとても快適で、今後はソフトに乗り換えようかと思ったぐらいだった。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://visualclip.net/weblog/mt-tb.cgi/170

コメントを投稿

About

2005年11月21日 04:32に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「英国旅行五日目:墓場とBrixton」です。

次の投稿は「英国旅行六日目(その2):ムンクとCovent Garden」です。

Powered by
Movable Type 4.1