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『日本印度化計画』筋肉少女帯

初めてこの曲を聞いたのは1989年の秋。私は15歳で中学3年生。
親友のとんとん嬢に「有がイロモノにはまった」と言われたのを思い出す。

「吉祥寺で見たサリーの女が ヨガのポーズでタクシーを止めた」

それから15年後、まさか歌詞に出てくる吉祥寺に住んでチャイを飲みながら同じ曲を聞くことになるとは想像もしなかった。

「高円寺で見たターバンの男よ オレをいざなえガンヂスの流れに」
「中央線に飛び込んだ聖者の最後の言葉が『カレーはなんてからいんだー!』」

そう、高円寺は日本の印度。
魔窟・中野ブロードウェイがある中野は香港。
吉祥寺には白いワニがいて、新宿は魔界都市。
三鷹はガイナックスで水道局がオタク。阿佐ヶ谷は腐れ酢学園。
さてもさても呪われた中央線は、げにげにしくも居心地のいい場所よ。

筋肉少女帯は一般的にコミックバンドとして認知されていることも多いようだ。個人的にコミックソング的な歌(e.g.日本の米)も好きだけど、実は泣きたくなるようなシリアスな世界観を持つバンドだ。
そして、私はその心をかきむしられるような楽曲が好きで好きでたまらない。
『世界は憎むものであり、私はいなくなるべき存在』と信じていた10代の自分を思い出すために筋肉少女帯を聴きつづけているのかもしれない。

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2004年11月12日 19:26に投稿されたエントリーのページです。

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