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「作曲家の周辺-エリックサティの魅力」コンサート

Kがピアノを習っている小泉先生が、ホームコンサートを開催されたので聞きに行った。
内容は作曲家で国立音大助教授の山口博史先生によるサティ特集。

山口先生によるサティ楽曲や作曲家本人についての解説と同時に、小泉先生が該当曲をピアノで演奏してくださった。時々、山口先生も演奏に加わって四手連弾になったりして、あまり聞くことの無い連弾の迫力を実感してみたり。プロのピアノ演奏を聴くのはひさしぶりで、うっとりと聞き惚れる。

前から薄々サティの楽曲は、曲も題名も前衛的だと思っていたが、実はダダの人たち“ダダイスト”と交流があったことを知る。ダダイズムといえばマルセル・デュシャンやマン・レイぐらいしか知らなかったので、帰宅して慌てて本棚からマン・レイの作品集を引っ張り出してみた。今まで気付かなかったが、ばっちりサティの肖像写真も収録されていたのを確認。

サティとマン・レイといえば、今日のコンサートの最後に無声映画付きで演奏された「シネマ」という作品がある。

http://homepage3.nifty.com/principe_de_plaisir/music/es_cinema.htm

もともとはサティ作曲の「本日休演」というバレエのための幕間に上映された映画「シネマ」の伴奏音楽で、映画監督はルネ・クレール。出演はサティ本人だけでなくマン・レイやデュシャン、ピカビアなどそうそうたる面子。内容はナンセンスなもので、シュルレアリスト・ダリとブニュエルの「アンダルシアの犬」を思い出させるものだった(そういえば「アンダルシア〜」も無声映画だった)。これ以前に上演されたサティのバレエ「パラード」もすごいメンバーで、台本はジャン・コクトー、舞台美術はなんとピカソ。なんとも今世紀初頭はすごい人たちがたくさんいたものです。

個人的に良かったのは「官僚的なソナチネ」という曲。この曲はCDで持っており、時々iTunesから流れてくる好きな曲のひとつで、その意味というか内容というか、楽譜に書かれたテキストを知って驚いた。詳細は下記URLで見ていただくとして、こんな内容の曲だったとは知らなんだ。いつの時代も労働者は似たようなことを考えてるんですね(笑)。

http://homepage3.nifty.com/principe_de_plaisir/music/es_bureaucratique.htm

なにはともあれ、エリック・サティの楽曲は、美術畑の人間にとっても視覚的で面白い作品だと思った一日でした。

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2004年10月24日 16:32に投稿されたエントリーのページです。

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